セーヌ川は、ヨーロッパで最も有名な川の一つとして観光スポットにもなっているが、汚いことでも有名です。
パリオリンピックでは、トライアスロンやオープンウォータースイミングの競技に対する懸念が高まっています。
今回はトライアスロンやオープンウォータースイミングはセーヌ川で競技できるのか、選手たちへの害はないのか調査していきます。
セーヌ川は大阪道頓堀川の4倍汚い
セーヌ川は、ヨーロッパで最も有名な川の一つであり、パリ市内の中心部を流れることから、観光スポットとしても人気がある。しかし、同時に水質汚濁の問題でも知られている。
報道によると、セーヌ川の大腸菌数は、日本の代表的な汚濁河川の一つである大阪・道頓堀川の4倍にも上ると指摘されている。
このような深刻な水質汚濁により、1923年以降、セーヌ川での遊泳が禁止されている状況が続いている。
セーヌ川の健康被害とは
具体的には、セーヌ川の水質検査で、大腸菌などの病原性細菌が高濃度に検出されるようになりました。
これらの細菌に汚染された水に触れたり、飲んだりすると、腸管系の感染症などの健康被害が発生する可能性が高くなります。
特に、子供や高齢者など免疫力の弱い人々にとっては、深刻な健康被害につながる可能性があります。
約2400億円かけて浄化作戦
パリ市は14億ユーロ(約2400億円)かけて浄化作戦を決行しました。
しかし、五輪開催直前の6月に28回水質調査をしたところ、競技実施の基準を満たしたのは3回だけだったそうです。
- 新しい浄水施設の設置:家庭からの排水や雨水の流入を防ぐための貯水槽を地下に新設。
- 下水道や雨水処理施設の改修:過飽和状態を防ぎ、余分な水が河川に流れ込まないようにするための改修。
- 定期的な水質検査:水質の状況を継続的に監視し、基準を満たすかどうかを確認。
【パリオリンピック】トライアスロンはあるのか
トライアスロン競技の「スイム」練習中止
7月28日と29日にトライアスロン競技の「スイム」練習が予定されていましたが、水質悪化を理由に中止と発表されました。
これにより、トライアスロン競技はスイム練習なしで本番を迎えることになります。
トライアスロン競技は行われる予定
30日に行われる予定のトライアスロンについて、大会組織委員会は、天気予報を考慮すると競技開始前に「水質が基準値を満たせると確信している」として、開催に楽観的な見通しを示しています。
引用:Yahoo!ニュース
パリは2400億円かけて水質改善をしたから安全性を確信しているようです。
まとめ
今回は、【パリ五輪】セーヌ川が汚すぎる!トライアスロンはできるの?健康被害とは?についてまとめました。
選手の健康被害が起きないことを祈りたいです。