京都国際高校が甲子園で大活躍です。
なぜ数年でこんなに強くなったのか気になります。
今回は、京都国際高校野球部が強い理由について調査していきます。
京都国際高校野球部とは
出典:読売新聞オンライン
京都国際高校は1947年に創立された私立高校です。
- 学校の特色は、グローバルな視野を持った人材の育成にあります。
- 部活動も盛んで、野球部以外にも多くの部活が活躍しています。
野球部は1999年に創部されました。
初の公式戦は京都成章に0―34と記録的な大敗をした京都国際高校ですが、そこから努力を重ねていきました。
2019年夏の京都府大会で準優勝。
2020年秋は近畿大会で4強入り。
2024年の全国高校野球選手権大会では、3年ぶりのベスト4進出を果たしました。
京都国際高校野球部が強い理由
京都国際高校野球部が強い理由は以下の点が考えられます。
- 男子生徒の8割は野球部
- 小牧憲継監督が凄い
- スカウトの力
1つずつ詳しくみていきましょう。
京都国際高校野球部が強い理由①:男子生徒の8割は野球部
京都国際高校野球部が強い理由1つ目は【男子生徒の8割は野球部】です。
京都国際高校の生徒数160名うち女子87名、男子73名です。
そして男子73名中61名が野球部に所属しています。
凄すぎる〜
京都国際高校野球部が急成長を遂げていることにより、多くの男子生徒が野球部に関心が集まっているようです。
京都国際高校には他にもたくさん部活があるようです。
硬式テニス部、バスケット部、ダンス部、韓国舞踊部、軽音楽部、美術部、ECC部、スキー部、山岳部、ワンダーフォーゲル部、剣道部、柔道部、空手部、少林寺拳法部、合気道部、太極拳部、弓道部、アーチェリー部、体操部
少林寺拳法部やワンダーフォーゲル部など珍しい部活も多いようです。
生徒たちは自分の興味関心に合わせて様々な部活に所属できるにも魅力の1つですね。
京都国際高校野球部が強い理由②:小牧憲継監督が凄い
出典:毎日新聞
京都国際高校野球部が強い理由2つ目は【小牧憲継監督が凄い】です。
小牧憲継監督も元高校球児です。
京都市立加茂川中学校時代には京都洛南ボーイズでプレーし、高校は強豪校の京都成章高校に進学しました。
1年生から内野手としてレギュラーだったそうです。
小牧憲継監督は選手たちを思いやり、選手の成長を第一に考えている指導者です。
準々決勝で智弁学園に勝利した際にこのように話されていました。
「選手たちが本当によく頑張ってくれた結果。1年前はこんな姿、想像できなかった」
小牧監督は選手の能力を最大限引き出す指導力と、選手たちの心を理解しようとする人格的魅力を併せ持っている名将だと評価できます。
京都国際高校野球部が強い理由③:スカウトの力
京都国際高校野球部が強い理由3つ目は【スカウトの力】です。
2024年夏の甲子園の京都国際高校野球部の出身地を見てみると多くの選手が県外です。
名前 | 出身地・中学 | |
中崎 琉生 | 兵庫 瓦木中学 | |
奥井 颯大 | 滋賀 彦根東中学 | |
高岸 栄太郎 | 北海道 千歳富丘中学 | |
三谷 誠弥 | 大阪 加賀屋中学 | |
清水 詩太 | 福井 明倫中学 | |
藤本 陽毅 | 福岡 和白中学 | |
金本 祐伍 | 京都 藤森中学 | |
澤田 遥斗 | 北海道 札幌真栄中学 | |
長谷川 颯 | 京都 梅津中学 | |
長田 塁 | 三重 崇広中学 | |
西村 一毅 | 滋賀 水口中学 | |
猪股 琉冴 | 兵庫 稲美北中学 | |
服部 颯舞 | 京都 成和中学 | |
尾角 凌 | 北海道 札幌北栄中学 | |
東郷 虎ノ助 | 大阪 淀中学 | |
曽根 球斗 | 大阪 宮原中学 | |
石田 煌飛 | 滋賀 土山中学 | |
久保 陽介 | 京都 梅津中学 | |
小林 謙真 | 大阪 十三中学 | |
速見 魁星 | 京都 黄檗中学 |
20人中5人だけだ地元の京都府出身の選手でした。
その他は全国から集まっているようです。
京都国際高校は、生徒寮があり多くの野球部員が入寮しているそうです。
室内練習場やナイター設備のグランドと野球に専念できる環境の中で練習ができていることが強豪校の仲間入りを果たした理由なのかもしれません。
京都国際高校野球部の注目選手は藤本陽毅
京都国際高校野球部にはたくさんの素晴らしい選手がいますが、中でも注目なのが、
キャプテンで内野手の藤本陽毅(ふじもと はるき)選手です。
出典:サンスポ
藤本陽毅選手は3年生で4番ショートとしてスタメン出場。
藤本陽毅選手の凄さは安定した打率です。
京都大会では打率.474
甲子園では4試合全試合で安打を打ち、打率.412
安定した打率の秘訣について藤本陽毅選手はこのように話していました。
「春のセンバツで負けてから居残りで打撃練習に遅くまで取り組んだ結果が今出てると思います」
この努力が結果につながっているのでしょう。
藤本陽毅は京都国際に入りたくファックスを送った
藤本陽毅選手は福岡市出身で福岡・糸島ボーイズに所属していました。
そんな中、京都国際のOB、上野響平(現プロ野球オリックス・バファローズ)の守備に憧れ、インターネットで学校のことや小牧憲継監督の指導方針などを調べまくり京都国際高校を志願しました。
しかし福岡・糸島ボーイズと京都国際につながりはなかったため、藤本陽毅選手は「1番プロに近づける学校だと思うので、行きたいです」という思いをA4の紙に小さい文字でびっしり描き、その紙をファクスで京都国際に送ったそうです。
ファクスがきっかけで、京都国際を受験し合格することができました。
1年夏には早速ベンチ入りし、夏の甲子園出場を果たしています。
藤本陽毅は病気で野球ができない時期があった
藤本陽毅選手が2年生の秋、病院でウイルス性肝炎と合併症と診断されました。
数日間入院し、約1カ月は福岡市の実家で静養していたそうです。
もちろん野球などできず、ご飯を食べて、寝るだけの生活だったと語っていました。
そして10月下旬から練習を再開するもすぐに息切れし、体重も3キロも落ちていた。
遅れを取り戻そうと、必死になって練習したそうです。
藤本陽毅選手は病気のことを
「自分を成長させるための期間だったと思う」
と話されていました。
居残り練習にも初心に返ってサボらずに取り組めたそうです。
トレーニングの成果もあって体力も体重も今まで以上になり、コンディションも良いようです。
まとめ
今回は京都国際高校野球部が強い理由3選!男子生徒の8割が野球部!?についてまとめました。
強い理由は以下の通りです。
- 男子生徒の8割は野球部
- 小牧憲継監督が凄い
- スカウトの力
キャプテンの藤本陽毅選手の活躍も楽しみです。