パリ・オリンピックでも大きな話題となった女子ウェルター級金メダリストのイマネ・ケリフ選手が男性だったと言われています。
今回は、
イマネ・ケリフ選手が男性だった報じられた経緯やオリンピックの金メダルはどうなるのか
について調査していきます。
イマネ・ケリフは男性だった?医療診断書が流出
パリ・オリンピックで、男性染色体のXYを持つとされたことで大論争となった、女子ウェルター級金メダリストのイマネ・ケリフ(アルジェリア)が、10月下旬にプロ転向を表明。物議を醸す中、さらに「生物学的に男とする医療診断書が流出した」とインドのメディアが報じている。
引用:現代ビジネス
ケリフ選手は自身のドキュメンタリー映画を発表すると同時に、プロバクシングの世界への挑戦を宣言しました。
そんな最中、インドメディアが「生物学的に男とする医療診断書が流出した」と報じています。
- 内部睾丸の存在
- 子宮の不在
- XY染色体を持っている
- 男性に限って発見される5-アルファ還元酵素の欠乏障害がある
これらの理由からケリフ選手が男性なのではないかという議論が再熱しています。
プロボクシングへの挑戦を宣言していますので、性別問題に決着を付けようとしているようです。
イマネ・ケリフの性別問題の経緯
25歳のケリフ選手はアマチュアの統括団体IBAが開催した世界選手権で、染色体検査の結果を理由に失格となっていました。
IBAの基準に従って問題視されたからです。
しかし、ケリフ選手はオリンピックに出場することができました。
IBAが五輪運営のIOCから追放されている団体だったため、その判断がオリンピックには適用されなかったようです
初戦で対戦相手をKOで勝利するという圧倒的なパフォーマンスを見せました。
この試合は、相手選手が涙を流し身の危険を感じたと答えるほどで大きな話題となりました。
この結果に対し、世界では賛否ありましたが、IOCは「パスポートの性別が基準」であるため出場に問題はないとしています。
そしてケリフ選手は、パリ・オリンピックで女子ウェルター級金メダリストを獲得しました。
イマネ・ケリフ金メダル剥奪はあるのか
今回「生物学的に男とする医療診断書が流出した」と報道されていますが、ケリフ選手の金メダル剥奪はあるのでしょうか。
現状では、ケリフ選手の金メダル剥奪されるという報道はありません
今後もこの議論は続いていくことが予想されます。
4年に1度のオリンピックに向けて努力をされてきた選手がたくさんいたと思いますので、その選手たちが報われるような判断をしてほしいですね。
世間の意見
今回の件に関して、世間では様々な意見が飛び交っています。
彼女自身が女性で生きてきた思いはわかるけど、生物学的に男性として断定されたのなら女性として競技をするのはNGだと思う。 生まれてからずっと女性と生きてきてたのなら悔しいと思うけどボクシングは命の危険がある。
引用:Yahoo!コメント
やはり生物学的に男性と判断されたら女性として競技をするのはどうかという意見が多く見受けられました。
少なくともスポーツは、「生物学的な性別」でカテゴリ分けをしないと、女子競技のほとんどでトランスジェンダーが勝利してしまう… これは「差別」ではなく「区別」。
引用:Yahoo!コメント
スポーツの中でのトランスジェンダーの考え方は今後の課題になりそうです。
特にボクシングのように、パワーの差があることが危険につながる場合は、相手のことも考えて遠慮すべきだし、遠慮しないのであれば、ルールで規制すべきだと思う。
引用:Yahoo!コメント
ルールを規制すべきという意見も多くありました。
ケリフ選手も女性として生活していたとのことですので、受け入れがたいと思いますが、ルールを明確にすることでケリフ選手の選択肢も広がるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、【オリンピック金メダリスト】イマネ・ケリフは男だった!メダル剥奪はある?についてまとめました。
インドメディアが「生物学的に男とする医療診断書が流出した」と報じていますが、金メダル剥奪については発表されていません。
今後も議論が続いていくと思われます。