パリオリンピックの柔道の永山竜樹選手の試合で誤審をした審判として話題になっているエリザベス・ゴンザレス審判ですが、過去にも誤審騒動を引き起こしていたそうです。
今回は、エリザベス・ゴンザレス審判が過去に起こした誤審騒動について、また今後審判の引退や追放はあるのかについて調査していきます。
エリザベス・ゴンザレス審判の過去の誤審騒動
エリザベス・ゴンザレス審判が初めて大きな誤審騒動を引き起こしたとされているのは、
2023年の世界選手権ドーハ大会
日本の高藤直寿選手とスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手の試合でした。
なんと永山竜樹選手の対戦相手と同じガルリゴス選手だったのです!
不気味ですね…
試合の流れ
- 試合序盤、高藤選手が技ありを奪い、優勢に試合を進めていた。
- 中盤でガルリゴス選手が追いつき、試合は延長戦に突入
- 延長戦でガルリゴス選手が高藤選手の左腕を極めるような体勢から、大腰で1回転し、頭から落ちる危険な技をかけた。
- しかし、エリザベス・ゴンザレス審判はこの技を反則とせず、ガルリゴス選手の一本勝ちと判定した。
ガルリゴス選手が高藤選手に行ったのは立ち関節技でした。
立ち関節技は危険な技とされており柔道競技のルールで禁止されています
立ち関節技は、関節を極端に曲げたり捻じ曲げたりするため、選手に重大な怪我を負わせる危険性が高いと考えられています。
ガルリゴス選手が行った技は明らかに危険な技でありながらも一本勝ちという判定は覆りませんでした。
誤審という判断もされていないため、エリザベス・ゴンザレス審判には何もペナルティなどはありませんでした。
エリザベス・ゴンザレス審判の引退や追放の可能性
現時点では、エリザベス・ゴンザレス審判が引退や追放などの処分をうけるという報道はされていません。
永山選手の誤審後も阿部一二三選手の試合でも審判をされていましたので、少なくともオリンピック中は審判を続けると思われます。
柔道の誤審で審判が追放された事例はある
過去に柔道の誤審で審判が追放された事例はありました。
柔道の“誤審”をめぐって大きな騒ぎとなったのが、2000年シドニー五輪の男子100kg超級決勝で、日本の篠原信一選手が世紀の大誤審に遭遇しました。
この判定には世界中から疑問の声が上がり、その後ビデオ判定の導入につながりました。
審判は追放処分を受けました。
2012年ロンドンオリンピックの女子柔道48kg級決勝で、韓国の安明祥選手が誤審で敗退しました。この判定に対し、韓国柔道連盟が抗議し、審判は追放処分を受けました。
2016年リオデジャネイロオリンピックの男子柔道73kg級準決勝で、ウクライナのアレクサンドル・ペトロフ選手が誤審で敗退しました。この判定に対し、ウクライナ柔道連盟が抗議し、審判は追放処分を受けました。
このように、重大な誤審が発生した際には、審判の追放処分が下されることがあります。
まとめ
今回は、柔道エリザベス審判に引退や追放の可能性は?過去の誤審もヤバすぎ!についてまとめました。
現時点では、エリザベス・ゴンザレス審判が引退や追放などの処分をうけるという報道はされていません。
しかし、エリザベス・ゴンザレス審判が過去にも誤審騒動を起こしていたことは事実でした。
今後どのような対応がなされるのか注目していきたいと思います。