「仄暗い水の底から」というホラー映画が話題です。
噂によると原作と映画版では違う箇所があるようです。
今回は、
- 「仄暗い水の底から」はホラーが苦手な人でも観れるのか
- 原作と映画版の違い
について調査していきます。
「仄暗い水の底から」とは
「仄暗い水の底から」は、ホラー作家の鈴木光司さんによる短編集を原作とした映画作品です。
主人公の松原淑美が、家庭を大切にし子を思う母になろうと決心するが、現実には夫婦関係が上手くいかず離婚調停中という設定が描かれています
鈴木光司さんはホラー作家としてとても有名な方です。
主な作品に『リング』『らせん』『ループ』『バースディ』などのシリーズ小説があります
映画版「仄暗い水の底から」
「仄暗い水の底から」は2013年に映画化されています。
映画版「仄暗い水の底から」は鈴中田秀夫さんが監督を務めています。
- 松原淑美 – 黒木瞳
- 浜田邦夫 – 小日向文世
- 弁護士・岸田 – 小木茂光
- 不動産屋・太田 – 徳井優
- 管理人・神谷 – 谷津勲
- 浜田郁子(16歳) – 水川あさみ
実力派の俳優陣が出演しています。
「仄暗い水の底から」はホラーが苦手な人でも観れる
「仄暗い水の底から」はホラーが苦手な人でも観れるのかSNS上の意見をまとめると賛否両論でした。
親子愛の話ですので、子をもつ親は心が痛むとの声もありました。
感想には個人差があるようです。
グロいシーンは少なめようですので、グロいのが苦手な方でも観れそうです。
ワッと驚かせるような恐怖シーンが少なく、ホラー作品に慣れた人には物足りなさを感じるかもしれません。
「仄暗い水の底から」の原作と映画版の違い
「仄暗い水の底から」の原作と映画の間には、大きな違いが2点あるようです。
- 亡くなった少女・美津子の描写
- ラストシーンの違い
1つずつ詳しくみていきましょう。
「仄暗い水の底から」原作と映画の違い①:亡くなった少女・美津子の描写
原作小説と映画版では、亡くなった少女・美津子の描写に大きな違いがあります。
原作の場合
美津子の姿は直接的に描かれることはなく、主人公の淑美やその娘・郁子を不可解な現象に巻き込むことで、間接的に存在をほのめかすにとどまっています。
映画版の場合
美津子がより直接的に主人公たちに接触してくるシーンが追加されています。例えば、水道から髪の毛の束が流れ出てくる、郁子が浴槽に引きずり込まれそうになるといったホラー要素が強調されています。
つまり、原作が間接的な描写で読者の想像力に訴えかけるのに対し、映画版はより直接的で視覚的なホラー演出を行うことで、ホラー要素を強化したと言えます。
「仄暗い水の底から」原作と映画の違い②:ラストシーンの違い
原作小説と映画版では、ラストシーンに大きな違いがあります。
原作の場合
怪奇現象におびえる淑美が、郁子を連れてマンションから去るシーンで物語は終わります。
映画版の場合
淑美は娘を守るために、美津子の母親代わりとなり、共にマンションに留まることを決意します。
そして10年後、成長した郁子が廃墟となったマンションを訪れると、そこには美津子と暮らす淑美の姿がありました。
映画版は10年後の未来の様子も描かれています。
つまり、映画版は原作とは全く異なるラストシーンを描いているのです。
原作では淑美が怯えて逃げ出すのに対し、映画版では淑美が美津子を守るために留まり続けるという、大きな違いがあります。
まとめ
今回は、【仄暗い水の底から】は怖い?原作と映画の違いとは?ラストが全く違ってた!についてまとめました。
怖さとしては賛否両論でした。
ホラー映画が好きな人からするとあまり怖くないのかもしれません。
原作と映画の違いは以下の通りでした。
- 亡くなった少女・美津子の描写
- ラストシーンの違い
ぜひ見比べてみてください。