2024年6月30日放送のドラマ「ブラックジャック」に登場する獅子面病は実在する病なのか話題になっています。
今回は、「ブラックジャック」に登場する獅子面病は実在する病なのか調査していきます。
「ブラックジャック」に登場する獅子面病は実在しない
出典:テレビ朝日
結論から申し上げますと、
「ブラックジャック」に登場する獅子面病は、実際の現代医学では存在しない架空の病気です。
フィクションなんですね
“獅子面病”とは骨がどんどん膨れ上がり、顔面が獅子のような恐ろしい形相に変形してしまう、治療法不明の病。
引用:映画.com
ですが、獅子面病のモデルになったと言われる病気がいくつか存在することがわかりました。
獅子面病のモデルになった病気
ドラマ内では、脳下垂体の部分切除をして、そこにラジウム片を移植することで治癒した過去の例に倣って、同じ手術をして獅子面病を治しました。
脳下垂体が体の成長に関係するホルモンを分泌する器官であることから、獅子面病はホルモンバランスの異常によって引き起こされる病気を示唆していると考えられます。
獅子面病のモデルとなった病気①:骨パジェット病
獅子面病のモデルとなった病気1つ目は【骨パジェット病】です。
一部の骨の代謝回転に異常が生じる結果、その領域の骨が太く軟らかくなる、骨格の慢性疾患です
引用:MSDマニュアル家庭版
骨パジェット病は骨の痛み、骨の肥厚、骨の変形が生じることがあるようです。
獅子面病の症状である「骨がどんどん膨れ上がる」という点に似ています。
骨パジェット病の特効薬的な治療法はありません。症状を緩和することはできます
獅子面病のモデルとなった病気②:ハンセン病
獅子面病のモデルとなった病気2つ目は【ハンセン病】です。
主に皮膚と神経を犯す慢性の感染症ですが、治療法が確立された現代では完治する病気です。
引用:日本財団
ハンセン病は、皮膚にも重篤な症状が現れるのですが、顔面に起こる神経麻痺を含む変形・異常を「獅子面様」と呼ぶからです。
獅子面病のモデルとなった病気③:ライオン病
獅子面病のモデルとなった病気3つ目は【ライオン病】です。
頭蓋骨形成異常疾患(ライオン病)は2,200万人に一人の頻度で起こる超稀少疾患です。
顔が肥大化し、大きなライオンのマスクを被ったような外見になることからライオン病と呼ばれています。
顔面が獅子のような恐ろしい形相に変形する獅子面病と似ています。
1985年にはライオン病と呼ばれる奇病を持った実在の人物ロッキー・デニスの生涯を描いた『マスク』という映画が公開されています。
まとめ
今回は、ブラックジャックの獅子面病は架空の病!モデルになった病は?についてまとめました。
獅子面病は架空の病ということでしたが、モデルになったという話れる病がありました。
- 骨パジェット病
- ハンセン病
- ライオン病
最後までお読みいただきありがとうございました。