自由民主党所属の参議院議員の猪口邦子さん。
世間の評判はどうなのでしょうか。
今回は、
猪口邦子さんの良い評判、悪い評判について
調査していきます。
猪口邦子の評判が悪いと言われる理由
出典:時事通信
猪口邦子さんの評判が悪いと言われる理由は以下の通りです。
- 保守的な政策
- 少子化担当大臣としての実績
- 出所不明金問題(2016年)
1つずつ詳しく見ていきましょう。
猪口邦子の評判が悪いと言われる理由①:保守的な政策
猪口邦子さんの評判が悪いと言われる理由1つ目は【保守的な政策】です。
猪口邦子さんが反対しているとされる政策は以下の通りです。
- 夫婦別姓
- ジェンダーフリー
- 永住外国人の地方参政権
夫婦別姓への反対
夫婦が婚姻後もそれぞれの姓を維持できる制度を指します。
現在の日本では、婚姻時に夫婦が同じ姓を名乗ることが民法で定められており、このルールを変えるべきかが長年議論されてきました。
猪口邦子さんは、夫婦別姓に反対する保守的な立場をとっています。
伝統的な家族観を重視し、夫婦同姓が日本の家族制度の基本であると考えているようです。
ジェンダーフリーへの反対
性別に基づく役割や固定観念をなくし、男女が平等な社会を目指す理念です。
教育や労働の場でこの考えを推進する取り組みが行われてきました。
猪口さんは、ジェンダーフリーという理念が「性差を否定する極端な平等思想」として伝統的な社会構造や価値観を崩す可能性があると懸念を示しています。
このため、ジェンダーフリーに基づく政策には慎重な姿勢を取っているようです。
永住外国人の地方参政権への反対
永住外国人の地方参政権とは、日本に長期間居住し、永住権を持つ外国人に地方自治体選挙への投票権を認める政策です。
地域社会に密接に関わる外国人が政治に参加する機会を提供する目的で提案されています。
永住外国人に地方参政権を与えることは、日本の主権や国の在り方に影響を及ぼす可能性があると懸念し、反対しています。
彼女の立場は、外国籍を持つ人が参政権を持つためには日本国籍を取得すべきだという考えに基づいているようです。
猪口邦子氏のこれらの反対姿勢は、保守層からは伝統的な価値観や国家の主権を守る政治家として評価されています。
しかし、進歩的な改革を求める立場からは、時代に合わないと批判されることが多いようです。
このような立場が支持層の間で意見を分ける要因となっていると考えられます。
猪口邦子の評判が悪いと言われる理由②:少子化担当大臣としての実績
猪口邦子さんの評判が悪いと言われる理由2つ目は【少子化担当大臣としての実績】です。
2005年に猪口邦子さんは、第3次小泉内閣で少子化対策や男女共同参画の担当大臣を務め、以下の取り組みを行いました。
- 少子化対策プランの策定
- 出産・育児に対する支援
- 子育てしやすい職場環境の整備
- 若者の結婚や出産を後押しする施策の検討
- 男女共同参画の推進
猪口さんは、女性が出産後も働きやすい環境を作ることが少子化対策に直結すると考え、男女共同参画社会の実現を目指しました。
ただし、これらの取り組みの具体的な成果が目に見えなかった点が指摘されています。
批判的な意見の理由は、出生率の改善が見られなかった点にあるようです。
彼女の任期中、日本の出生率(合計特殊出生率)は依然として低迷していました。
2005年の出生率は1.26と過去最低を記録しており、翌年もわずかな改善(1.32)に留まっています。
このため、猪口さんの政策が実効性に乏しいと批判されました。
一方で少子化問題は複雑かつ長期的な課題であり、猪口氏が取り組んだ政策はその後の少子化対策の基盤となったとの見方もあります。
猪口邦子さんの少子化対策担当大臣としての評価は、短期的な成果の欠如を批判する声と、少子化問題の解決には長期的な取り組みが必要だと擁護する声の間で分かれているようです。
猪口邦子の評判が悪いと言われる理由③: 出所不明金問題(2016年)
猪口邦子さんの評判が悪いと言われる理由3つ目は【出所不明金問題(2016)】です。
10年の参院選の「選挙運動に関する収入及び支出の報告書」によると、猪口氏は自民党本部から「500万円」、自身が支部長の政党支部から「17万円」の寄付を受けたと記載されています。ところが、党本部と政党支部の政治資金収支報告書のどちらにも、猪口氏に寄付した記載が一切ありません。
引用:しんぶん赤旗
猪口邦子氏が提出した政治資金収支報告書において、自民党本部から500万円、政党支部から17万円の寄付を受けたと記載されていました。
しかし、寄付元とされる自民党本部や政党支部の報告書には「寄付をした」という記録がなかったため、矛盾が生じていると指摘されました。
この517万円がどこから来たのかが不透明であるとして、告発の対象となりました。
問題が指摘された際、猪口さんや事務所がこの矛盾について十分な説明を行わなかったとされています。
これにより、問題が解決されないままで批判されたようです。
一部では、「単なる記載ミスや事務的な手続きのミスだったのではないか」との見方もあるようです。
猪口邦子の評判が良いと言われる理由
猪口邦子さんの評判が良いと言われる理由は以下の通りです。
- 選挙での強さと地元での支持
- 高学歴と国際的な経験
- 政治家としての豊富な経歴
1つずつ詳しく見ていきましょう。
猪口邦子の評判が良いと言われる理由①: 選挙での強さと地元での支持
猪口邦子さんの評判が良いと言われる理由1つ目は【選挙での強さと地元での支持】です。
猪口邦子さんが2016年と2022年の参議院選挙で千葉県選挙区から2期連続得票数1位で当選しており、高い支持を集めています。
- 2016年参議院選挙:千葉県選挙区(改選数3)で、猪口邦子さんは得票数1位(約62万票)を獲得し当選
- 2022年参議院選挙:同じく千葉県選挙区(改選数3)で得票数1位(約58万票)を獲得し、再び当選
猪口さんは地元の千葉県での活動を重視しており、地域行事への参加や地元の課題解決に取り組む姿勢が評価されているようです。
猪口邦子の評判が良いと言われる理由②: 高学歴と国際的な経験
猪口邦子さんの評判が良いと言われる理由2つ目は【高学歴と国際的な経験】です。
猪口邦子さんの学歴はとても高く有名な学校を卒業されています。
- 市川市八幡小学校
- ブラジルのサンパウロ日本人学校
- 上智大学外国語学部
- エール大学で政治学博士号を取得
幼少期から海外経験が豊富であり、国際的な視点を持っています。
上智大学法学部で教壇に立ち、ハーバード大学やオーストラリア国立大学で客員研究員を務めた経歴があり、知識や研究経験に基づいた政策立案が期待されています。
猪口邦子の評判が良いと言われる理由③: 政治家としての豊富な経歴
猪口邦子さんの評判が良いと言われる理由3つ目は【政治家としての豊富な経歴】です。
猪口邦子さんは、第3次小泉内閣で内閣特命担当大臣(少子化・男女共同参画担当)を務め、政府の政策形成に直接関与しました。
党内での役職は以下の通りです。
- 自民党女性活躍促進本部の本部長
- 自民党一億総活躍促進本部の本部長
- 自民党領土に関する特別委員会の委員長
- 国会での役職
参議院環境委員会委員や外交・安全保障に関する調査会会長などを歴任し、多岐にわたる分野で活動されています。
まとめ
今回は、猪口邦子の評判は良い?ジェンダーフリー反対の保守的な政治に悪い評判もについてまとめました。
猪口邦子さんの悪い評判は以下の通りです。
- 保守的な政策
- 少子化担当大臣としての実績
- 出所不明金問題(2016年)
猪口邦子さんの良い評判は以下の通りです。
- 選挙での強さと地元での支持
- 高学歴と国際的な経験
- 政治家としての豊富な経歴
猪口邦子さんは、保守的な政策姿勢を支持する層には評価される一方、改革派や透明性を求める立場から批判されることが多い人物です。
しかし高学歴で国際的な経験の豊富さは、多くの有権者から支持を集めているようです。