SHEIN(シーイン)の洋服に発がん性物質が見つかったと話題になっています。
洗濯しても落ちないのかな?
今回は、SHEIN(シーイン)の洋服に見つかった発がん性物質は洗濯しても落ちないのか、また身体に与える影響について調査していきます。
SHEIN(シーイン)の洋服に発がん性物質
中国発eコマース(EC)であるSHEIN(シーイン)で販売される女性用パンツから、韓国基準値の約3倍に達する発がん物質が検出された。
引用:中央日報
今回問題となった女性用の下着から検出された発がん性物質は、
アリルアミン
です。
染料として使われているもので、膀胱がんのリスクを高めることが知られています
アリルアミンが身体に与える影響
アリルアミンは吸入、経皮、経口のいずれの経路でも体内に吸収され、重大な健康被害を引き起こす可能性のある非常に危険な化学物質です。
短期的な曝露でも眼、皮膚、呼吸器への強い刺激症状が現れ、長期的には心血管系への影響も懸念されます。
衣類への使用は避けられるべきで、製造や取り扱いの際には十分な安全対策が必要不可欠です。
現在のところ、シーインの衣類からの被害は確認されていませんが、アリルアミンが身体に与える影響を考えると今後の使用を考えた方が良さそうです。
なぜ発がん性物質が含まれているのか
特に欧州連合のREACH規制は、衣類やアクセサリーに含まれる有害物質の濃度を厳しく制限しており、重要な取り組みだと認識しています。
一方で、SHEINのようなファストファッションブランドでは、急速な製造と販売サイクルから、これらの規制を十分に遵守できていないケースがあるようですね。
衣類の発がん性物質は洗濯しても落ちない
衣類に使われていた発がん性物質(アリルアミン)は染料として使われているため、洗濯しても完全に除去することは難しい
洗濯によってある程度減少させることができますが、完全に除去することは難しいと思われます。
衣類の安全性を見分ける方法
衣類の安全性を見分ける方法については以下のようなポイントがあります。
①素材
化学繊維や合成素材は刺激性や有害物質を含む可能性があるため、できるだけ天然素材の衣服を選ぶことが大切です。
②表示ラベル
衣服のタグや表示ラベルをよく確認し、安全性に関する情報を確認しましょう。
JIS規格や「オーガニック」「フェアトレード」などのラベルがあると安心できます。
③染色・加工
化学薬品を使った染色や加工は避けたほうがよいでしょう。
自然染料や無添加の製品を選ぶと安全性が高くなります。
まとめ
今回は、SHEIN(シーイン)の衣類から発がん性物質!洗濯しても落ちない!についてまとめました。
洗濯をしても完全には除去されないということが分かりました。
買い手の私たちがどのように衣類を選ぶかが重要になってきます。